雨の季節はDeadで乗り切ろう! “Box of Rainに沿ってジェリーの音の変化を感じるの巻 Part.2”
こんにちは、スタッフ高橋です!
そこそこ時間が経ってしまいましたがD1GP奥伊吹戦…
中村直樹選手両日優勝おめでとうございます!
本当にすごかった…追走のビッタビタさが極まっていましたね。
目桑選手との戦いが個人的に感動鳥肌ものでした、
でも横井選手とのサドンデスも良かったですね。
それにしてもV8載ったS13は本当にいい音してました、
そしてルックスも個人的にかなりツボでした、かっこよすぎ…。
ただ!
2Jになりそうですね、次から笑
ちょっと寂しいですが次戦も楽しみです!
さて。
前回は低気圧によるだるさと梅雨のじめじめを乗り切るためにDeadを聴こうということで…
“Box of Rain”に収録されたテイクに沿ってジェリーのギター聴き比べをしよう!の続きです。
前編はこちら
今回はDisc6~8に収録された1978年のCapital Theatre公演から。
この日メインで使用されているのはTravis Bean TB500です。
1974年から1979年までの間しか製造されていなかったTravis Beanですが、
一番の特徴はアルミネックです!
冬本当に冷たいので是非体感していただきたいです。笑
このギターにもエフェクトループが増設されており、
ボリュームノブを触ってもエンヴェロープフィルターの掛かり方が変化しない構造です。
ただ!
通常のシールドに加えステレオケーブルも必要なので、
ギターから2本シールドが垂れることになります。
こちらもとても重い上に、取り回しが非常に悪くなるので是非体感していただきたいです!笑
ちなみに私高橋もこれができるギターでケーブルを2本使っていた時期がありました。
しかし、気付いてしまったのです。
エフェクターの後ろで音量をコントロールできる”ボリュームペダル”という機材の存在に。
Travis Beanのお話に戻るとJerryはもう一本所有しております。
2HタイプのTB1000というモデルで、こちらはあまり手を加えずに使用しています。

当店にも入荷したことがあるのですが、アルミネックに重めのコアボディ、
ハイパワーなピックアップが組み合わさり、かなりの独特なサウンドをしておられました。
基本的にナチュラルフィニッシュのものが多いのですが、
Jerryが持っているのはカスタムカラーの白!
いつかお目にかかってみたいです…
さて、この時代ですがメインで使用されていたのはTravis Beanというよりは
Doug Irwin製作のWolfの印象が強いです。
Wolfは美しいキルトメイプルトップに3マイクのカスタムギターで、
名前の通りブリッジ付近には狼の顔のデザインが施されています。
最初はシングルコイル3発でしたが、後にSHHレイアウトになり、
エフェクトループも例のごとく内蔵されております。
1972年ごろから使用されるようになり、1979年にTigerが登場するまで
メインギターとして使用されていました。
個人的にはJerryのギターで1番思い入れがある楽器です。
数年前にオークションにかけられ190万ドルで落札されておりました….
近年も時々John MayerやWarren Haynesがレンタルして
ライブで弾いたりしているのを見かけると嬉しくなります。
まだ最後の1989年まで辿り着けなかったので次回はそのお話です….。
では!