今回はAmerican Special Jazzmasterのお話です。

Fenderのオフセットギターの魅力の1つといえば複雑な機構ゆえの”雑味”があると思いますが、
実用性を考えた末そのパーツたちを取り外してしまう人も少なくありません。

そこでボディシェイプや音色は好きだけれど、もっとシンプルで使いやすいといいな…

そんな方におすすめなのがこのAmerican Specialです。

まずぱっと見でもわかる一番大きな違いはトレモロがないこと。

Tune-O-Matic…と言いたいところですが、Fenderの場合は「Adjusto-Matic」ブリッジと呼びます。

ストロークがメインの方、変則チューニングやカポを頻繁に使う方には
とても助かるスペックではないでしょうか。

次にコントロールに目を移すと、プリセットトーンがありません。

音切れするのを防止するために外す方もいらっしゃいますし、
PUからの信号はよりダイレクトにアンプに伝わるようになりますね。

PUセレクターは6弦側のホーンに移設されているので、
Gibsonユーザーには馴染みやすいレイアウトかと思います。

ピックアップはJazzmaster Special Humbuckingが2基搭載されています。

ぱっと見は通常通りのシングルコイルピックアップですが、
スタックタイプのハムバッカーになっています。

またよくみるとポールピースがマイナスネジになっているので、
各弦に合わせて高さの調整が可能です。

ハイゲインアンプやディストーションペダルと組み合わせる際も、
シングルコイルほどノイズが気にならないのはありがたいですね。

実用的なスペックのジャズマスターが欲しい方、是非ご検討くださいませ。