EVHの日 ~エディのアンプの話~

こんにちは、スタッフ髙橋です。

本日10月6日はEdward Van Halenの命日です。

早くも4年が経ちました。

EVHな話題といえば先月サミー・ヘイガーが来日していましたね。

元メンバーのマイケル・アンソニーが来たのはもちろん、
ジョー・サトリアーニ先生がギターだったのも激アツでした。

サミーがヴァン・ヘイレンに在籍してパフォーマンスしたのは2004年まで。

実に20年ぶりにVan Halenの楽曲をサミーが披露する姿を拝めた皆様、
羨ましい限りでございます。

さて。

せっかくなのでエディの機材の話をしたいと思います。

ギター以外の機材のお話です。

エディの機材類は本人が秘密主義を貫くために嘘をついていたりしたため、
結構秘密が多かったのですが…

時が経つにつれその真相が明かされていき、
現在では近い音が出せる機材が増えましたね。

一番その秘密がバレることになったのが「アンプを140Vに電圧を上げてつかっている」
と嘘をついていた事件です。

あの特徴的なブラウンサウンドを出したいと真似をしたギタリストが、
ことごとくアンプを壊すという事故が多数起こりました。

実際には可変昇圧機で89Vまで下げて使っていたのですが、
これを隠したかったエディがインタビューで言葉に詰まっていたところ…

当時のボーカルであったデイヴ・リー・ロスが「嘘教えちゃえよ!」と言ったのが原因でした。

結果エディが「嘘をついてしまった事については申し訳ない」と謝罪することとなりました。

それはさておき、電圧を下げてアンプを駆動させることが
エディのおかげで普及することとなりました。

1980年代には改造Marshallブームが起こりました。

基本的にはハイゲイン化が目的だったため、前段にブースト回路が組み込まれたタイプのものや、
後のJCM900的な回路のものなど様々な改造方法が生まれました。

そしてそれをベースに他ブランドからもハイゲインアンプたちが登場してきました。

そんなわけで現在僕たちもかっこいいハイゲインサウンドを得られるわけですが…

現在のハイゲインアンプにもエディの”電圧下げ”の血統は受け継がれております。

そのうちの一つがこちら。

Friedman Metro

4インプットのプレキシ1959スタイルですが、
こちらのアンプ「ヴァリアック」機能が搭載されているんです。

ヴァリアックはエディが使用した可変変圧器のことを指しており、
エディの機材にも関わっていた張本人が作るアンプにこれがついているってだけでエモいですね。

また名前こそ違いますがSuhrのBadgerにも”Power”というノブが搭載されており、
タイプこそ違いますがこちらも電圧調整が可能なアンプの一つです。

他にもたくさんの功績を残してくれたエディですが、
他の機材についてはまた今度。

それでは!

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