Gibson SG GTのお話。
今回はGibson SG GTのお話です。
SG GTは2006年から2007年に限定生産されたモデルです。
映画「ワイルドスピード」でお馴染みのアメリカンマッスルカーを模した
カラーリングやデザイン等が用いられています。
この個体に採用されたメタリックブルーに白のストライプの入った”Daytona Blue”カラーは
おそらくShelby Cobra Daytona Coupeからの影響だと思われます。
近年の楽器だとJohn Cruz Custom Guitars等にはレーシングストライプが入っていますが、
ここまで大胆なものは他のモデルでもみられません。
一番の特徴はテイルピースです。
車のボンネットに見られるエアダクトのような形状をしています。
トップ面にはネジやボルト等が無いのがシュッとした見た目に感じられますね。
ボディバックを見るとテイルピースの固定用ネジがあります。
バックパネルも金属風になっていて、見た目に統一感があります。
そしてロッドカバーには”グランド・ツーリング”の意味を持つ「GT」ロゴが入っています。
最後に電装系です。
ピックアップは490と498が搭載されており、トーンノブのPush/Pullでコイルタップが可能です。
またボリュームにはハイパスコンデンサが取り付けられているため、
ボリュームを絞った際の籠りが軽減されるようになっています。
車が好きな方、アメリカンな見た目の楽器が欲しい方にとてもおすすめです。
是非店頭にてご覧になってみてください。