Godin Grand Concertのお話
今回はGodin製 Grand Concertのお話です。
Godinのエレガットといえば”Multiac Nylon”が定番ですが、
このGrand Concertは、よりクラシックギターに近い感覚で演奏できるよう設計されています。
一番大きく違うのはネックジョイントの位置です。
Multiac Nylonは16Fジョイントなのに対し、Grand Concertでは
クラシックギターと同様の12Fジョイントが採用されています。
そのためボディのくびれを左足の上に置くクラシックギタースタイルの構え方でも、
ローポジションが遠く感じることのない位置にきます。
そしてジョイント位置が深くなってもハイポジションの演奏性が悪くならないよう、
最終フレット付近まで達するかなり深めのカッタウェイが備わっています。
またボディバックに目を移すと、ヒールコンターのような加工が施されています。
Encoreはギターシンセ等を搭載していない、シンプルな操作性が魅力のモデルです。
ピックアップはFishman製のカスタムモデルで、
アンダーサドルとマイクのブレンド方式になっています。
コントロールはマスターボリューム、PUのブレンド量、
3バンドEQとなっています。
普段はクラシックギターを弾いているが、ライブではハウリング等が気になる
という方にはおそらくベストな機種だと思います。
ネックジョイントもボルトオンで、薄いボディのため、
ソフトケースで気を使わずに運搬できるのも大きな魅力ですよ。