Gretsch 7681 Atkins Super Axe入荷。
今回はGretschのSuper Axeのお話です。
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Atkins Super Axeは1976年に登場したモデルで、
Red Rosewood Stainカラーの”7680″とEbony Stainフィニッシュの”7681″が販売されていました。
Chet Atkinsの名の下に”A New Gretsch Great!”のキャッチコピーで紹介され、
White Falconの隣に掲載されているところからも当時なかなか高級だったのが伺えます。
日本では布袋寅泰氏がシグネチャーモデルであるMV-95HTを製作する際に参考にされたそうで、
“Beat Emotion”のジャケットではFernandes製のSuper Axeコピーモデルを手にしています。
このギターの特徴は電装系で、Gretschとしては珍しく通常のハムバッカーPUが搭載されています。
しかしSuper Axeの1番のセールスポイントはここ。
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なんとエフェクターが内蔵されているのです。
フェイザーとコンプレッサーが使用できるようになっていて、
各々にOn/Offスイッチとコントロールノブがあります。
フェイザーはスピードとブレンド量が調節でき、
音色的にはかなり懐かしい雰囲気です。
コンプレッサーはサスティンのみのワンノブタイプで、
オレンジスクイーザーのようなパコパコとかかるタイプです。
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裏面には電池ボックスと基盤を収めるためのキャビティがあります。
残念ながらエフェクターの回路はこんな感じで全く見えず、バックパネル中央のマイナスネジによって固定されています。
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ちなみに当時エフェクトが無く2ボリューム/2トーンの
7685 Chet Atkins Axeというモデルも生産されていました。
最後になりますが正方形のポジションマークも萌えるポイントです。
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アンプ直でも楽しく遊べる楽器ですし、
エフェクト部が動作する個体もあまり多くありません。
今はまだ販売準備中ですが、近日中にWebに掲載して販売開始予定です。販売開始となりましたら是非店頭に見にいらしてください。