Impressive Guitars ~4~

こんにちわ、スタッフの斉藤です。

印象に残っているギターを紹介していくシリーズ。
今回はこちら!

Gretsch Astro Jet

当店でも一度きりのみ入荷したレアなギターです。

どうですか、このフォルム。コルベットを歪めたような独特なシェイプのボディ。。。

グレッチギターの中でもかなりの異端児。

1960年代の”スペースエイジ”と呼ばれる近未来や宇宙への憧憬を持った年代に作られたモデルで、ネーミングは当時の”The Jetsons”というアニメーションに登場する犬のキャラクターから取られたものです。(このアニメももちろんスペース系)

余談ですが、このキャラクターのデザインは日本人のIwao Takamoto氏(高本厳夫氏)によるもの。
とてもすごい人物なので、興味のある方は調べてみてください。

話はギターに戻って、グレッチのサウンドで近未来感のあるこれまでのグレッチを払拭するルックスを目指してデザインされたのがこのアストロなのです。

そのためにこんなルックスですが、実は当時としても非常にハイスペックで、
-1ピースマホガニーボディ&ネック
-バウンドネック
-エボニー指板
-サムプリントポジションマーク
-DeArmond Super ‘Tron twin-blade Humbucker
-スリーウェイトーンセレクター
-スリーウェイのスタンドバイスイッチ(なぜ3点!?)
Burnsのビグズビー

グレッチのカタログでは1964年に載ったのみで、出荷は1967年か1968年までと言われており、その出荷数は不明となっています。

ヘッド&ボディの形がとても奇抜で不思議な姿ですが、確かにソリッドのグレッチサウンドのするギターで意外に使いやすそうだななんて思いました。

そういえば持った時のバランスも悪くなかった気がします。

それではまた次の1本をお楽しみに。

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