James Tylerの歴史にこの人あり? 鳥山雄司氏について
こんにちは、スタッフ高橋です。
10月も今日で終わりですね、
いかがお過ごしでしたか?
今月は音楽関連で見所が多い月でしたね。
まずは超大型新人バンド”SKYE”の初アルバムが発売されました。
メンバー皆様ボーカルを勤められておりましたし、
作詞作曲クレジットにも全員の名前があり”バンドだなぁ…”と思い感動してました。
どの曲もいぶし銀の演奏と楽曲に可愛げのある歌詞というバランスで
大満足のフルアルバムでした!!
そしてもうひとつ、10月6日には日本最大規模の”音楽番組FNS歌謡祭 秋”が行われておりました。
今年で48年目となるFNS歌謡祭ですが秋の開催は今回が初だったようですね。
そんなFNS歌謡祭、毎回超豪華な出演者による超豪華コラボが見所ですが、
もう一つ大きな見所がございます。
FNS歌謡祭でバックを務める“武部聡志音楽団”の演奏です。
特に今回注目していただきたいのはギタリストの鳥山雄司氏。
そうです、James Tyler使いの日本代表であり、
日本人唯一のTylerからシグネチャーを出しておられるトップスタジオミュージシャンです。
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さてそんな鳥山氏の演奏に高橋が心を奪われたのは2012年。
山下智久×押尾コータローや玉置浩二×V6×雅-MIYAVI-、
さらには浜崎あゆみ×野村義男などギタリスト的見所も多かったんですよ。
しかもAKB48の曲もバンドセットで演奏する”Give me Five”でした、
たかみな総監督のギターソロ頑張ってる姿はいつ見ても涙を誘います。
しかしそんな中…どうしても目が行ってしまったのが鳥山氏でした。
アイドルソングから往年の歌謡曲まで生放送の番組1本分、しめて258分(!)
全て完璧な音色とタイム、フレーズでこなす姿はまさにスタジオミュージシャンの鑑でした。
とにかく安定していて存在感があるってめちゃめちゃ難しいですもんね。
また去年還暦を迎えられまして、”Happy60”還暦配信ライブが行われていました。
葉加瀬太郎さんと松任谷由美さんの初共演に
同じく湘南出身で40年来の付き合いだというブレット&バターとのピンク・シャドウに…
見所が多すぎです。
そんな鳥山氏、前述の通り日本で唯一James Tylerからシグネチャー モデルを出されております。
トランスブルーに仕上げられたキルトトップ/リブドバックのバウンドボディ、
マッチングヘッドがトレードマークの人気モデルとなっています。
しかし前述の還暦ライブをご覧になった方、違和感があったなんて人もいたのではないでしょうか。
“ボディトップにバインディングがない”
ご説明します。
あれはシグネチャーモデルの元となった’93年製の個体で、
鳥山氏が2本目にオーダーしたギターです。
細かく見ると今のモデルとリズム/リードサーキットも構成が違いますね、
詳しく解説しますと、
1.シリーズ/パラレルスイッチががボタン式で、現行モデルでいいます”Tapポジション”がございません。
2.ミッドブーストバイパスボタンも取り付けられていません。
3.この時代のものだと”Tone”ノブが付いているものも見られますが、鳥山氏のものにはございません。
ちなみに鳥山氏の初Tylerは’92年製でJim Burst/Rose指板のモデルです。
同じくメタリックジムバーストのスタジオエリートSteve Lukather氏所有の
”Puffy”から5年後に作られた…と思うとTylerと共に音楽史が振り返れます。
さて2010年に鳥山氏のシグネチャーモデルが発売となるわけですが、
こだわりが強く感じられるのはやはり木部。
キルトメイプルトップ/マムヨボディはにリブド加工が施され、
その名の通り肋骨(リブ)の様にくりぬかれております。
通常Tylerで採用されるStandard’59シェイプはかなり太いネックグリップですが、
鳥山氏のStudio Eliteのネックを再現したこのモデルのグリップはかなり細身です。
そしてここがTylerの歴史において大事なところなのですが…
このグリップが近年のスタンダードスペック“Extra Thin ’59シェイプ”となりました!!
ちなみにこのシグネイチャー開発、発売後ですが…
元となった93年製のStudio Eliteはシグネチャー モデルの音に近づけるため
モディファイを施したそうです。
確かに新しいTylerになるにつれシャキッとしたチューニングになっていっていますし、
アンサンブルでの聞こえの良さを追求した結果といえますね。
近年アンプはBlankenshipやCARRを使用されておりますが、
2010年代のCAE OD-100とあわせた”ザ・スタジオトーン”は
Tylerサウンドの一つの完成形ではないでしょうか。
CAEとかBradshawとか冷蔵庫ラックの歴史についても
いつか書きたいと思います。
では!