James Tyler Studio Eliteのお話。
今回はJames Tyler Studio Elite HDのお話です。
こちらは2004年製の個体で、リズム/リードサーキットのないHDモデルになります。
![](https://www.niconico-guitars.com/html/blog/wp-content/uploads/2023/04/IMG_4179-1-1024x1024.jpg)
カラーはHazmat Shmearで、”Hazmat”は危険物、有害物質を意味します。
名前の通りかなり毒々しい見た目ですね。
James TylerのShmearカラーは特性上色味や柄にかなり個体差があります。
この個体は若干ダークな色味です。
![](https://www.niconico-guitars.com/html/blog/wp-content/uploads/2023/04/IMG_4181-1024x1024.jpg)
ボディバックに目を移すとヒールコンターがかなり深めに入っています。
形状等はSuhrやTom Andersonと似ていますが、
塗装の質感もあってかやや丸みを帯びているように感じます。
![](https://www.niconico-guitars.com/html/blog/wp-content/uploads/2023/04/IMG_4182-1024x1024.jpg)
続いて指板サイドにはお馴染みのサイドスキャロップ加工が施されています。
これも年代によって深さに差があり、2000年代半ば頃が一番深い印象です。
![](https://www.niconico-guitars.com/html/blog/wp-content/uploads/2023/04/IMG_4180-1024x1024.jpg)
2004年の時点ではまだ自社製ピックアップを製造しておらず、
主にSuhrやSeymour Duncan、Dimarzio、Tom AndersonなどのPUが使用されていました。
今回入荷した個体はフロントとセンターにSuhr V60 LP、
リアにSeymour Duncan製のMichael Landauモデルが搭載されています。
ちなみにDuncanのLandauモデルはトレムバッカーサイズの”Antiquity”のようです。
最後にヘッド。
![](https://www.niconico-guitars.com/html/blog/wp-content/uploads/2023/04/IMG_4184-1024x1024.jpg)
Studio EliteのヘッドはClassicに比べて”James Tyler”が1行多いラージヘッドになっています。
“優等生”な印象のブランドが多いハイエンドギターですが、
どこか棘のある音や見た目の楽器が欲しい方にはJames Tylerがおすすめです!
気になった方は是非店頭にてご覧になってみてください。