“MXR Dyna Comp Script”比較 兄弟機種 CSP102SLMとCSP028はどれくらい違う?

こんにちは、スタッフ高橋です!

最近寒くないですか?

個人的なお話ですが、私は那須の山の方出身なのです。

雪も降らないし、氷点下10度とかにならないし、東京の冬に負けるはずはないはずなのですが…

みなさま共にステイホーム&弾きこもり生活を極めましょう。

 

さて気を取り直しまして、今回はMXR Dyna Compについてです。

最近MXR Custom Shop製 Dyna Compでスクリプトロゴが入っているモデルが2つ入荷した際にふと思ったのです。

1つは”’76年当時のスペックを完全に再現している…”

もう1つは”スクリプトロゴのヴィンテージを再現しながらもLEDとDCジャックを搭載し使いやすくした…”

そしてどちらも同じオペアンプ”缶タイプCA3080”を搭載しています。

 

 

…どれくらい違うもんでしょうか。

 

鈴木茂氏を始めとしたシティポップギタリストの足元には必ずあったと言っても過言ではないDyna Comp。

ファンとして確かめてゆきます。

 

まずは外観。

どちらも現行MXRよりほんの少し角張っていてスリムな筐体が使われており、底面プレートの形状も現行品とは異なったものが使われています。

CSP028の方が若干色味が暗めでしょうか、あとCSP102はロゴの文字が若干細く浮き上がっているタイプです。

そして筐体裏面ですが、CSP028にはMXRロゴがなく、CSP102にはMXRロゴが刻印されております。

次に使われているパーツですが、ぱっと見ですぐ目につくのはジャックとフットスイッチ。

CSP028は公式紹介によるとSwitch Craft製ジャックと高耐久フットスイッチが採用されており、CSP102はおそらく現行品に使われているものと同じでしょう。

 

そして中を開けると…

 

まず基板ですが、CS102が現行と同様フットスイッチやジャックが実装された赤いプリント基板なのに対し、CS028はヴィンテージモデルを彷彿させる白い基板が使用されています。

 

これは音も違いそうだわ…ってなってきましたか?

 

実際の差はこちらの動画でご確認ください!

クリーン、歪み共にバイパス→CSP102→CSP028となっております。
(アンプはFender Hot Rod Deluxeです)

 

https://youtu.be/W6aa6NRxwt4 (クリーン)

いかがでしょうか?

つまみはどちらも同じ位置ですがCSP102の方がやや掛かりが強く、帯域では上下がよく出る印象です。

CSP028はややマイルドな効果で、ミドルが抜けてくる印象でした。

個人的にはパワー感や派手さを求める方はCSP102、ヴィンテージになるべく近い音が…という方はCSP028がおすすめです!

 

ご参考になりましたら幸いです!

ちなみに自宅で録音をされる方は是非一度アンプシミュレーターを通さずダイナコンプと内臓のEQのみで音作りをすると当時の雰囲気にかなり近づけると思います!

リードも同じセッティングにSD-1やOD-1等をかけるだけで特に荒井由美さんのバックでぷれいしている際の松原正樹さん的なサウンドが得られますので是非お試しください!

 

以上スタッフ高橋のDyna Comp (シティポップ)特集でした、ではまた!

 

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