Ovation Breadwinnerのお話。
今回はOvation Breadwinnerのお話です。
Ovationといえば樹脂を使用したエレアコが有名ですが、
エレキギターも生産していました。
そのうちの一つがこのBreadwinnerです。
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かなり独特シェイプながら人間工学に基づいた設計になっており、
一説にはヘッドレスギターで有名なSteve Klein氏が設計に関わっていたそうです。
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写真はKlein “S Tele”モデルですが、確かにボディデザインはそっくりです。
今回入荷したのは1975年以降生産された後期タイプで、
ミニハムバッカータイプのピックアップが搭載されています。
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ちなみにそれ以前はこのようにハムバッカー風ルックのシングルコイルが搭載されています。
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ボディバックにはブランドロゴ入りの大きなパネルがあります。
アッセンはガードマウントなのに何故…と思い開けると。
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まさかの電池ボックス、しかも18V駆動。
このギター実はアクティブ・プリアンプが搭載されています。
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コントロールはボリュームとトーンですが、
トーンは”5″がノーマルでそこからトレブルとベースのブースト/カットになっています。
センタークリックこそありませんがFenderでいうTBX的な思考ですね。
ミニスイッチは写真手前側が3Wayピックアップセレクター、
ブリッジ付近のスイッチがミドルカットになります。
かなりバッサリミッドが削れるので、他のギターでは得られない独特な音色になりますよ。
持っているだけで人の記憶に残りそうなギターですので、
ステージ映えするおもしろい楽器をお探しの方にいかがでしょうか。