Ovation Viperのお話。
本日はOvation Viperのお話です。
今回入荷したこのギター、ボディトップ側から見ると通常のOvationです。
ただシャローボディーにしても薄そうだし、くびれ方もなんか違いますね。
そうなんです、こちらのギターはViper EA68というモデルで、
ボディはプルーストップ、チェンバードの様なマホガニーがあり、オベーション特有のリラコードバック、という構造になっています。
詳しく見ていきましょう。
ボディバックに目を移すと、弦が裏通しになっています。
ブリッジは強度とハウリング防止のためにセンターブロック上に位置しています。
2つのバックパネルですが、1つはプリアンプ用の電池ボックス。
もう1つはトラスロッド調整穴です。
プリアンプはViper専用モデルで、Gainと3バンドEQが搭載されています。
Gainノブは回しやすさと出っ張り具合を考慮してPush/Pushで押し込めるようになっています。
ピックアップはお馴染みのピエゾタイプなのですが…
意外や意外、HamerのDuo Toneと共用のパーツになっています。
このEA68は1994年から2008まで生産されたのですが、
生産が終わって4年後の2012年に別モデルの元となります。
Yngwie Malmsteenのシグネチャー”YM68″です。
Fホールやインレイ等の装飾部分とスキャロップ指板が追加されているくらいで、
プリアンプや型番等も含めてそのまんまEA68です。
構造上生音は抑えられていますが、非常に使い勝手の良い楽器だと思います。
気になる方は是非ご来店ください。