PRS ストラトシェイプのギターのお話
PRSといえばギブソンよりのモデルが多い印象をうけますが、
今回はフェンダーライクなPRSギターのお話をしようと思います。
PRSから初めてストラトシェイプのギターが販売されたのは1990の事です。
EG Bolt-on Series I というモデルで、スクェア・シェイプ、アルダー・ボディ、メイプル・ネック、22フレット・ローズウッド指板、ドットポジションマークという、まさにストラトキャスターのスタイルが踏襲されています。
ちなみにピックアップレイアウトの違いでEG3(S-S-S)、EG4(S-S-H)と区別されています。
EG Sereies 1 は1990年からわずか1年しか生産されておらず、1992年~1995年にはボディシェイプがやや丸みを帯び、ネックシェイプがWide-Thinと変更となったEG2モデル(EG Sereies 2)へと移り変わっています。
現在でもSEシリーズのEGモデルは中古市場で見かけますね。
時を経て2011年、新たなストラトモデルとして発表されたのがNF3とDC3です。
NF3はコリーナボディ、メイプルネック、メイプル/ローズ指板に、モデル名にもなっているナロウフィールドピックアップが3基搭載されています。
DC3はEGの流れをより汲んだスペックで、アルダーボディ、メイプルネック、メイプル/ローズ指板に、PRS シングルコイルが3基搭載されています。
そして2018年、ジョン・メイヤーのシグネイチャーモデルとして発表されたシルバースカイモデルは、よりストラト色の強い仕上がりとなっています。
ピックガードがホーンの先まで延長され、セレクタースイッチやジャックの位置も、よりストラトキャスターに近づいています。
出荷時のセッティングもジョン・メイヤー氏のこだわりが反映されており、通常のPRSのモデルと比べると、弾き心地やピッキングニュアンスの出方など、かなりフェンダーに近いと感じました。
PRSのストラトスタイルの変遷を追ってみましたが、いかがでしたでしょうか。
個人的にはLindy Fralinと共同開発されたZero Noise Domino ピックアップが搭載されたEG IIが欲しいなあと思う今日この頃です。
それでは。