Rickenbacker 381のお話。

今回はRickenbacker 381のお話です。

381はRickenbackerの中ではフラッグシップモデルに当たる機種です。

“ジャーマンカーブ”と呼ばれる彫りの深いアーチトップ/バックと
チェッカーバインディングが採用された高級感あるルックスが特徴です。

1958年に登場したモデルですが、
当時の姿は現在のものとはかなり異なっていました。

ボディはCapriシェイプで、トップはジャーマンカーブでは無い通常のアーチトップ、
コントロールは1Vol/Tone、コフマンバイブローラを搭載しています。

ちなみに余談ですがこの写真でCapri 381を抱えているのは
後にElvis Presleyのバックでギターを務めるJames Burtonです。

このCapriタイプの381は1963年にディスコンになりますが、
1969年に現在の姿で復活を遂げます。

今回入荷したのは1991年製の 381V69モデルです。

モデル名からお察しいただける通り1969年の仕様を再現したモデルです。

トップとバックはもちろんジャーマンカーブ、
チェッカーバインディングも採用されています。

細かい部分ですがホールにもバインディングがあるのが特徴です。

ボディバックもこのアングルだとかなり彫りが深いのがわかりますね。

またこのモデルは上位モデルのため必ずバーズアイやフレイムの入った材が使用されています。

ピックアップはトースタータイプで、コントロールは5thノブがあるタイプです。

またRick-O-Soundも搭載されているので、
TRSケーブルを使用すれば各ピックアップの出力を分けてアウトプットすることができます。

リッケンバッカーの中でも市場に出る本数がとても少ないモデルなので、
お探しだった方は是非お早めにご検討くださいね。

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