Sadowsky SS-15のお話
今回はSadowsky SS-15のお話です。
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SS-15は小ぶりなボディサイズ、かつ薄型のフルアコースティックギターです。
ライブ等での取り回しを考えると定番のES-175やL-5は少し大きい…
と思う方も一定数いらっしゃると思います。
そんな方にとてもおすすめなのがこのSS-15です。
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まずボディですが、14 3/4″サイズが採用され
ES-175に比べちょうど一回り小さくなっています。
カッタウェイも深く、ホーンも短いためハイポジションにも
通常のアーチトップ系より届きやすい印象です。
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次に厚みです。
半分とまではいきませんが、薄く仕上げられています。
1 3/4″厚(約44.5mm)なので、Historic Collectionの1963 ES-335とほぼ同じ厚みです。
加えて重さは、この個体の実測値で2.19kgとかなり軽いので、
プレイする上でのストレスがかなり少ない楽器だと思います。
サイズ以外も見ていきましょう。
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パーツはエボニー製、もしくは黒で統一されていて洗練された印象を受けます。
ピックアップカバーも黒いのでモダンなコンセプトのピックアップが載っていると思いきや、
カスタムワウンドのヴィンテージスタイルPAF系モデルが搭載されています。
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続いてヘッドストック。
ペグポストは黒で、ボタンはエボニーです。
この個体は2021年製なので、マッカーサーエボニーの突板、
4プライのバインディングが採用されています。
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指板はエボニーで、キャッツアイスタイルのポジションマークが上品です。
スケールはGibsonと同じ24.75インチ、ナット幅は1 3/4″厚(約44.5mm)とやや広めで
フィンガースタイルでも弾きづらさをあまり感じませんでした。
ライブ等で扱いやすいモダンなアーチトップが欲しい方に是非おすすめです。
気になった方は是非店頭にてご覧になってください。