Sugi RMGのお話。
今日はSugiのRMGモデルのお話です。
RMGは”Rainmaker Guitar”の略で、
DS499モデルのボディシェイプ、25.5インチスケールのボルトオンネックが特徴です。
2002年から長野県に工房を構えるSugiのはずですが…
ヘッドには「Made in USA」の文字が確認できます。
こちらのロゴに間違いはなく、CaliforniaにあるTim Wilson氏の工場にて製作されています。
Tim Wilson氏は80年代~90年代にCharvel/Jacksonの総責任者を務めたビルダーで、
その工場で生産されたギターは日本に戻されて、セットアップの上出荷されています。
結果アメリカ製の楽器のいい意味での雑味と、国産の楽器のかっちり感が合わさった、
音色的にも弾き心地的にもちょうど良い楽器に仕上がっています。
今回入荷したのはアッシュボディ、サンバーストフィニッシュの個体です。
テレキャスターとストラトキャスターを足して2で割ったようなシェイプのボディ、
ジャガーのようなコントロールプレートの組み合わせがかっこいいですね。
コンターも入っているので、テレキャスター等に感じる抱え込んだ際のストレスも少ないですよ。
トレモロユニットはWilkinson VG300が採用されており、
リセス加工のおかげでアームアップもやりやすいですね。
続いてボディバック。
ネックジョイントにプレートが無く、ネジも落とし込まれた上で、
ネックヒールも角が落とされているのでハイポジションも弾きやすくなっています。
また細かい部分ですが、トレモロキャビティ用のバックプレートが
落とし込まれてツライチになっているのも芸が細かいですね。
最後に電装系。
ピックアップはSugiのオリジナルモデルです。
フロントにテレキャスタータイプ、リアにハムバッカータイプが搭載され、
どちらもカバードなのがクールですね。
コントロールは3Way PUセレクター、マスターボリューム / トーンとシンプルにまとめられ、
トーンノブのPush / Pullでコイルタップも可能です。
シンプルで使い勝手が良く、サウンドバリエーションもある楽器が欲しい…
そんな方にとてもおすすめですよ。
気になった方是非ご検討ください。