Suhr Scott Hendersonモデルのお話。

今回はSuhrのScott Hendersonモデルのお話です。

Suhrでは1991年からScott Hendersonモデルを製作していて、
Suhr Guitarsの初のエンドーサーはスコット・ヘンダーソンでした。

スコヘンモデルは一貫してClassic Sモデルが元になっています。

若干すっきりした形にも見えますが、ディンキーではなく
フルサイズのストラトシェイプが採用されています。

このモデルの雰囲気が通常のClassicと違う一番の理由は、
ボディトップにジャックプレートがないことです。

サイドジャックになっているだけで、少々Standardのようなルックスになりますね。

当時はLジャックのケーブルを使用していた様ですので、通常の舟形にしなかったのでしょう。

さて、今回入荷した個体は1998年製のため、現行モデルとはかなり違う仕様の楽器になっています。

まずはPUレイアウトです。

現行モデルでは”ML”を3発搭載したSSSレイアウトですが、
90年代は基本的にHSHレイアウトで生産されています。

ピックアップはフロントとリアにSeymour Duncanの’59、
センターにSuhrのV60が搭載されています。

コントロールはマスターボリューム/マスタートーンで、
トーンノブのPush/Pullでコイルタップが可能です。

次にブリッジ。

現在は2000年代に入るとGotohの510タイプが主になりますが、
この時代はWilkinsonのVS-100が搭載されています。

もう一つ、現行モデルとは大きな違いがあります。

トラスロッドです。

Suhrのギターは2011年を境にヘッドアジャストタイプのロッドになりますが、
それ以前はトラディショナルなFenderと同様にネックエンドで調整するタイプなっています。

当時のスコット・ヘンダーソンに憧れと思い入れがある方、
是非ご来店をお待ちしております。

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