Valley Artsのお話
今回はValley Arts Japan Custom Pro SRE-270-SLのお話です。
このモデルは日本製Music ManのAxis EX等を製造していた”ハイエンドギターズ”
としても知られる朝日木工で製作されていたモデルです。
しかしヘッド裏には見覚えのある亀さんと”Made in the USA”の文字が。
![](https://www.niconico-guitars.com/html/blog/wp-content/uploads/2022/10/IMG_3085-1024x1024.jpg)
こちらのモデルは木部にはWarmothにて製作された物を使用し、
組み込みは国内で行われている国産ラインの最上位モデルです。
カタログによると当時の定価は27万円でした。
まずはボディ。
![](https://www.niconico-guitars.com/html/blog/wp-content/uploads/2022/10/IMG_3080-1024x1024.jpg)
キルトメイプルトップ / スワンプアッシュバックで、
アンバーフィニッシュと相まってぱっと見MK-1のような外観です。
ただもちろんですがMK-1とは違ってアーチトップではありません。
ボディバックを見ると、本家USA同様広範囲にヒールコンターが入れられています。
続いてヘッドストックです。
![](https://www.niconico-guitars.com/html/blog/wp-content/uploads/2022/10/IMG_3083-1024x1024.jpg)
伝統のロゴ入りVAヘッドなのが嬉しいですね。
バーズアイが確認できると思いますが、突板ではなくバーズアイ・メイプルネックです。
次はボディ側に戻ってアッセンブリ/ハードウェアです。
![](https://www.niconico-guitars.com/html/blog/wp-content/uploads/2022/10/IMG_3082-1024x1024.jpg)
ピックアップはEMG製で、フロント/センターにSA、リアに85が搭載されています。
コントロールは非常にシンプルなPUセレクターとボリュームのみです。
そしてトレモロユニットにはオリジナルフロイドローズが使用されています。
最後にケースですが、さりげなく”Valley Arts”ロゴが入れられています。
![](https://www.niconico-guitars.com/html/blog/wp-content/uploads/2022/10/IMG_3086-1024x1024.jpg)
付属品等含め、年代を考慮するとかなり良好なコンディションが保たれています。
リアルタイムで憧れていた方、是非店頭で実物をご覧になってください。