2021年3月24日 / 最終更新日 : 2021年3月24日 toshiakikasuya REGULAR 163『国立ブドウ園/吉祥寺』ラブ&ピース 公園の桜が咲いた。 野球場のぐるりを取り巻いていて、 学生の頃はみんなで花見して騒いだもんである。 そんな若い頃、 確か20歳か21歳くらいの頃、 国立に『ブドウ園』っていう共同住宅があって、 「RCの清志郎なんかも住んでるらしいぜ」 っていう噂話に花が咲き、 1部屋五千円だという部屋を 友達と借り >> Read more
2021年3月17日 / 最終更新日 : 2021年3月17日 toshiakikasuya REGULAR 162『ジャケット撮影/アーティスト写真』 春浅い日曜の高円寺は、 予想通りの人出であった。 北口のロータリーには 時間を持て余す若者たちが、 行くあてもなくたむろっている。 そんな高円寺駅のガード下に車を停め、 『藻の月』のメンバーを待つことにした。 今日はバンドの撮影をするのだ。 俗に言う『アー写(アーティスト写真)』 というやつである。 >> Read more
2021年1月20日 / 最終更新日 : 2021年1月20日 toshiakikasuya REGULAR 160『石丸忍(いしまる しのぶ)画伯』藻の月展 子供の頃は誰でも芸術家だ。 歌うことや、描くことが 大好きなのである。 小学校に入学した時、 隣に座っていた N澤くんが描いた風景画が とても気に入った。 緑の山と空のコントラストが印象的で、 思わず真似て描いてみたら “学校賞”をとってしまった。 「僕の絵を真似したでしょう」 廊下に貼り出された >> Read more
2021年1月1日 / 最終更新日 : 2021年1月1日 toshiakikasuya REGULAR 158『明石海峡』謹賀新年 久しぶりの神戸だった。 以前訪れた時から勘定して 20年近くも経っているのだろうか。 コロナ禍の大変なご時世だが、 身内の引越しを手伝うため 神戸まで来たのだった。 最近はだんだんと 時間の観念が麻痺している。 昔やら現在が、 目の前を行き交う船のように 距離感や速度感なく 通り過ぎて行くのだ。 た >> Read more
2020年7月16日 / 最終更新日 : 2020年7月16日 toshiakikasuya REGULAR 155『幸せな時間/“転々”』 7月に入ったが梅雨は明けず、 ゆっくりと自粛の時間が流れている。 こんな時は日がな一日 もの思いにふけったりするのだ。 やりたいことを考えては 密かに妄想をする。 聴き心地の良い音楽を探して 少し遠くのスピーカーから流し、 “何をしようか” なんて漠然と想うのである。 フリーの生活をしていると、 そ >> Read more
2020年6月21日 / 最終更新日 : 2020年6月21日 toshiakikasuya REGULAR 154『つげ義春からBEATLESまで』 『おうちでゆっくり』 にも慣れてくると、 何処にも行かないことが けっこう愉しくなってくる。 元来、怠け者なのだ。 随分と長きに渡り 働く人のフリをしてきたが、 「実は違うんです」と、 自らの表面をひるがえしたい。 こんな(ゆったりとした)ときは、 『つげ義春』の世界に浸りたいと思い、 通販で何冊か >> Read more
2020年5月31日 / 最終更新日 : 2020年5月31日 toshiakikasuya REGULAR 153『新しい日常/六人組』 突然、暇になった。 何もかもが宙に浮き、 まるで時間が止まったかのようである。 季節変わりの天気を眺めながら、 はるか昔に想いを馳せてみる。 あの頃も、突然に変わってしまったのだ。 会社員と音楽マネージメントとの 馴れない二足のわらじを履いて、 早回しのハムスターように くるくると廻っていた日常が、 >> Read more
2020年5月2日 / 最終更新日 : 2020年5月2日 toshiakikasuya REGULAR 152『ゲームチェンジャーGame changer』 『山口冨士夫とよもヤバ話』 を書き始めて5年目の春がきた。 エミリが冨士夫としのぶを引き連れて 我が家を訪れてから、 実に40年近い年月が経つのだ。 その頃とたった今とを比べると、 僕らはとっても良い時代に 若い時期を過ごしていた気がする。 当時は未来への選択肢が 幾つもあったからだ。 とりわけ怠け >> Read more
2019年10月6日 / 最終更新日 : 2019年10月6日 toshiakikasuya REGULAR 145『KEEP ON ROCK & DANCE 耕もね』伊藤耕2DAYS “なんで俺がわざわざ、奴らのツケを払いに行かなきゃなんねぇんだ” なんて独り言をいったかどうかは 覚えてないけれど、 少しばかり不条理な気分で 竹下通りを歩いていた。 「トシ!溜まっている飲み代を払ってくれないか」 WCのオーナー・石黒から、 悲痛なる連絡を受けて、 店に出向いているのである。 でも >> Read more
2019年8月20日 / 最終更新日 : 2019年8月20日 toshiakikasuya REGULAR 143『お盆の七回忌』 家を出る時は曇り空だったので、 傘を持って出たくなかった。 「途中で降られるよ、台風なんだからさ」 と家の人に言われたのだが、 なんだか“うるせぇや!”と思って、 バタン!っと、外に出たのだ。 別に怒っているわけではない。 面倒だったのである。 いや、興奮していたのかも知れない。 ステージに上がるわ >> Read more
2019年8月7日 / 最終更新日 : 2019年8月7日 toshiakikasuya REGULAR 141『クレイジーサマーナイト』 真夏の夜の動物園/ダイナマイツ ほんとうに暑い。 クソ暑くて死にそうである。 中央線の乗客もみんな、 へたりきった犬のような 表情をしているではないか。 なんちゃって、そう見えるのだ。 そう想いながら つり革に揺られていると、 夕暮れの高円寺駅に着いた。 南口を出て、 “この道はいつか来た道” なぁんて気分で、 かつてスタジオがあ >> Read more
2019年5月9日 / 最終更新日 : 2019年5月9日 toshiakikasuya REGULAR 136『チャー坊とテッちゃん』もうひとつの村八分3/村瀬シゲト 『村八分』は、 “メンバーにスキルがあるとか、 何かのエキスパートだとか、 そういう何もかもを 要求しないバンドだった” という。 「その代わり、“オモロい奴だ” とかいうのが必要になってくるんや(笑)。それと、チャー坊が唯一シゲトくんだけには弱いバンドだったな」 そう言って、 よっちゃん(加藤義明 >> Read more
2019年2月28日 / 最終更新日 : 2019年2月28日 toshiakikasuya REGULAR 132『チャー坊/『夢うつつ』25年目の行く春・後編』 もと『村八分』のメンバーの方から、 メールをいただいた。 チャー坊の追悼イベントを 行なうのだという。 その彼に、 改めて当時のエピソードを 訊いてみたのだ。 遠い日の出来事は、 いつの時も遥か夢の向こうに あるみたいだ。 ぽつりぽつりと思い出す情景は、 果たしてほんとうの事だったのだろうか? 夢う >> Read more
2019年2月13日 / 最終更新日 : 2019年2月13日 toshiakikasuya REGULAR 131『チャー坊/25年目の行く春・前編』 冬の木漏れ日の中を、 よく冨士夫とドライブした。 たいていは病院通いが 目的だったのだが、 近くの温泉で一息つく つかの間のやすらぎもあったのだ。 秋川方面の山蔭の景色を流しながら、 冨士夫がする昔話を聞く。 内容は『京都時代』の話が 多かったように思う。 過ぎ去った時間の中で、 様々な想いが凝縮し >> Read more
2019年1月19日 / 最終更新日 : 2019年1月19日 toshiakikasuya REGULAR 130『新年の(遅い)ご挨拶』 真夜中、母親に起こされた。 「足が痛い」と言うのである。 おかしな話だ、 感覚のない左足のほうが痛いのだ。 母親は脳梗塞で左半身が麻痺している。 母親の介護を始めて、 もうすぐ10年近くになるのだが、 真夜中に飛び起きて思いやる、 この手のヘルプはつらい。 布団をめくり、母親の左足に 薬をつけながら >> Read more
2018年11月26日 / 最終更新日 : 2018年11月26日 toshiakikasuya REGULAR 127『大阪“BAMBOO”その2』“LIVE AT SUM” カキピーがこんなに 美味いとは思ったことはなかった。 小皿に盛ってあるのだが、 ウーロンハイでソレを流し込みながら、 やっとのことで 腹をもたせていたのである。 「冨士夫ちゃんは、いつも誰にも言わずにお忍びで来るねん」 追加のカキピーを袋から出しながら、 高濱(たかはま)さんが笑顔を寄せる。 「冨士 >> Read more
2018年10月18日 / 最終更新日 : 2018年10月19日 toshiakikasuya 山口冨士夫とよもヤバ話 124『新大久保EARTHDOM 伊藤耕追悼企画 「KEEP ON ROCK&DANCE 耕もね!」』太陽のまばたき ブル-スビンボーズ 大久保通りはエキゾチックである。 韓流系の看板やネオンサインが立ち並び、 少し古い懐かしいタイプの街路灯が、 訪れる人びとの顔を 黄色っぽく照らしているのだ。 もともと靖国通りから北側は、 戦後、台湾人華僑が商いの種を植え、 独特なるアジア花を開かせた 一大歓楽街だといわれている。 四谷・牛込・淀橋 >> Read more
2018年8月14日 / 最終更新日 : 2018年8月14日 toshiakikasuya REGULAR 120『ロックな誕生日/69』 8月10日は冨士夫の誕生日だった。 あの突然のアクシデントがなければ、 69歳になる記念すべき年である。 あれだけロックに生きたんだから、 ガツ〜ンっと『69ロック』と、 イきたいところだっただろう。 そう想うと、実に残念だ。 冨士夫と出会った初めての夏、 「今日はオイラの誕生日なんだ」 と聞いて由 >> Read more
2018年8月7日 / 最終更新日 : 2018年8月7日 NiconicoGuitarsStaff スタッフブログ 【Staff Pick!】2015 Gibson Custom Shop Historic Select 1958 Les Paul Vintage Gloss Hand Selected (Green Lemon) *English follows! こんにちは、スタッフOです。 本日ご紹介するのは 2015年製 Gibson Custom Shop Historic Select 1958 Les Paul Vintage Gloss Hand Selected (Green Le >> Read more
2018年7月21日 / 最終更新日 : 2018年7月26日 NiconicoGuitarsStaff スタッフブログ 【Staff Pick!】2009 Fender Custom Shop TB ’62 Stratocaster Heavy Relic (Lake Placid Blue) *English follows! こんにちは、スタッフOです。 本日ご紹介するのは 2009年製 Fender Custom Shop TB ’62 Stratocaster Heavy Relic (Lake Placid Blue)です。 >> Read more